福祉の職場

社会復帰調整官とは

「社会復帰調整官」とは

※法務省HPより

保護観察所に勤務し,精神障害者の保健及び福祉等に関する専門的知識に基づき,

心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人の社会復帰を促進するため

生活環境の調査,生活環境の調整,精神保健観察等の業務に従事します。

社会復帰調整官は全国の保護観察所に配置され、医療観察制度の対象となった精神障がい者の方の社会復帰をサポートする役割であり。

身分は国家公務員一般職です。

主な業務は

「生活環境の調査」…裁判所の求めに応じて、対象者の住宅や家族状況、利用できる福祉サービスの調査を行う。

「生活環境の調整」…指定医療機関からの退院調整や地域との連携を調整し、社会復帰の体制を整える。

「精神保健観察」…継続的な治療を行う為に、受診状況や生活状況を観察し、必要助言などを行う。また、関係機関と連携を図り地域ケア会議などを開催する。

※「医療観察制度」とは、心神喪失又は心神耗弱の状態で、重大な他害行為を行った方の社会復帰を促進するための制度。

※社会復帰調整官になるには※平成28年度採用関東地方募集要項より)


(1) 医療観察制度の対象となる精神障害者の円滑な社会復帰に関心と熱意を有すること。

(2) ア 精神保健福祉士の資格を有すること,又は,   イ 精神障害者の保健及び福祉に関する高い専門的知識を有し,かつ,社会福祉士保健師, 看護師,作業療法士若しくは臨床心理士の資格を有すること。

(3) 精神保健福祉に関する業務において8年以上の実務経験を有すること。

 (4) 大学卒業以上の学歴を有すること,又は大学を卒業した者と同等と認められる資格を有すること。

ちなみに、「社会復帰調整官」と「保護観察官」の違いですが

社会復帰調整官は「医療観察法」で精神障がい者を対象。

保護観察官は「更生保護法」で全年齢が対象です。

社会復帰調整官のお給料(推定)

正社員:月額約27万円 年収約400万円

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