福祉専門官(刑務所)とは
2004年に受刑者の社会復帰を支えるソーシャルワーカーの配置が始まりました。
社会復帰が困難による再犯が多く、出所する高齢者や障がい者の支援を行うソーシャルワーカーを福祉専門官といいます。
法務省は「今後も認知症などを発症した高齢受刑者や、知的・精神障害を抱えた受刑者が増加することが予想される」と推測しています。
受刑者の経緯として、リストラや離婚、人間関係により、アルコール依存症になり窃盗や暴力
などの挙げられています。
出所するにあたって、過去の経緯や精神状態、認知症状により再就職や地域への定着が難しいことが多々あります。
福祉専門官は再犯防止の為に、出所後の就職支援やメンタルケアも行い
その方に適した福祉サービスに繋ぎ、再出発時に孤立にならないようにサポートします。
またH27年にはハローワークの職員が刑務所で受刑者の就労支援も行っているようです。
発足当時は札幌、宮城、府中、名古屋、大阪、広島、高松、福岡の各刑務所と八王子、岡崎、大阪、北九州の各医療刑務所に配置されていましたが、増加を目指しているようです。
働くには5年以上の相談援助経験のある社会福祉士か精神保健福祉士となります。
最初は非常勤だけでありましたが、現在は常勤も配置しているようです。
福祉専門官の給料(推定)
正社員:月額約25万円 年収約350万円(ボーナス含む)